㉛フォックス・グレイシャーでヘリハイク

ニュージーランド車中泊で縦断の旅

【出てくる場所】

●フォックス・グレイシャー

●パリンガ湖

ヘリハイクの予約と氷河までの散策路

次の目的地「グレイシャー」付近までやってきました。

グレイシャーと呼ばれる地域は2ヶ所あって

フォックスグレイシャー
フランツ・ジョセフ・グレイシャー

です。

氷河へのアクティビティはどちらでも参加できるのですが、今回はフォックスグレイシャーの方でヘリコプターで氷河の上へ行ける
ヘリハイクを申し込みます。

氷河の上を3時間ハイキング。
友人がすごく推していたアクティビティ。

かなり痛い出費だけど
きっと人生で二度あるか分からない機会だから
ヘリハイク、行ってみよう‼

参加したのはこちらのツアー
フォックス・グレイシャー・ガイディング

翌日の日程で空きがあったので予約。

この日は、少し離れたパリンガ湖を散歩したり、歩いて氷河の間近まで行かれる散策路があったので歩いてみました。

パリンガ湖

この日は風が無く、湖面が静かで対岸の山が逆さまに反射してうつっていました。

テ・アナウの方で見たミラーレイクを思い出す…。

雲も湖面スレスレまで低くかかって、ちょっと珍しい光景。

氷河までの散策路

明日ヘリハイクで行く氷河の前まで行かれる散策路へ行ってみます。

道の行き止まりに見える氷の壁が氷河の端です。

散策路は、砂利道ながらも歩きやすいよう整備されていました。

「この先400m止まらないで下さい」

どうやら落石も多いよう。

散策路の周りの石は河原によくある物が多いですが、赤っぽい物も結構あり特殊。

氷河の壁の下からは氷河が融けだして流れている川があり、澄んだ冷たそうな水が流れていました。

こちらは山からの湧き水でしょうか。
池の水の色もとてもキレイ。

氷河が無くなる⁉温暖化の影響

氷河の壁のわきには案内の看板がありました。

そこには、温暖化の影響もあり、氷河は年々融けて縮小してしまっているそうで
今現在見られている景色がいつまで見られるか分からない
というような説明がありました。

今目の前に広がっている氷河が無くなる時代が、すぐそこにあるのかもしれない。
と思うと、なんともいえない気持ちになります。

氷河が融けるとアクティビティが無くなるだけでなく、川の増水やその先の海の海面上昇等によって水害が発生したり、色々と自然界のバランスが崩れます。

南極の氷が融けている問題は有名ですが、日本でもいつまでも暑い日が多くなったり、数年に一度の大雨が降ったりと、今までに起こらなかった災害が各地で発生していますよね…。

この写真と現在では、すでに見え方が大きく違っている可能性もありそうで怖いです…。

事前知識をふまえて氷河の上に立ったらより深く氷河を実感できそうで、ヘリハイクに行く前に現状が知れて良かったと感じました。

★ネットでも縮小する氷河についての記事を発見したので貼っておきます
CNN記事

氷河の上へ!ヘリハイク当日

出発準備

翌日、アクティビティの集合場所となる建物へ集合。

家族やグループらしき人達が10人くらい集まっていました。

氷河の上でハイキングをするので、まずは防寒着や、靴につける滑り止めのアイゼンなど、装備品のレンタル。

サイズなどが大丈夫かスタッフさんが確認して用意してくれます。

全員装備が整ったら出発

建物裏にヘリポートがあり、そこから専用ヘリコプターへ乗り込みます。

すごい!ヘリコプターなんて
人生に何度乗る機会があるかな‼

2人ずつ乗り込んで、氷河の上まで向かいます。

この時、なんと1人参加の女の子がいて、その方と同乗。

グループ参加ばかりだと思っていたので嬉しい驚き。

騒音防止との事で、ゴツい耳当てをあててヘリが離陸…。

浮いた‼

今までいた所がどんどん眼下に広がっていきます。

 しゃべっても聞こえないけど、必死にジェスチャーで「すごい景色だ!」と同乗した彼女とも会話(笑)

そして間もなく

氷河の上にとうちゃーーーーーく‼

ヘリから降りるとガイドさんがいて、乗ってきたヘリはすぐに下に戻って新しいグループを運んで来ます。

参加者全員が氷河に上がってくるまで氷上で待機しました。

ヘリから降りた瞬間から、当たり前ですが

ツルッツル‼

靴に履いたアイゼンがとても頼もしいです。

あら、鳥も滑ってる…。

待つ間に同乗させてもらった女の子と話すと、やはり彼女もバックパッカー。

お互いに一人参加の人がいると思っていなかったので、すごい偶然だ‼と盛り上がります。

話せる人がいるとアクティビティの楽しさも倍増!

ありがとう‼

ミラクル再来ー‼

ハイキング

参加者全員が揃ったら、ガイドさんについて1列で氷河を進みます。

階段みたいになっているルートがあったり

「ここには、今までに来たゲストの落とし物がたくさん落ちているので注意してくださいねー(^^)/
といわれるクレバスをのぞきこんだり

氷のトンネルをくぐってみたり

そんなとこを通るんですか⁉
なルートもあったり

かなり大きい氷河だけど、この氷河が

いつか無くなるかもしれないなんて…

昨日得た事前知識が、今ここに立っている事の貴重さを更に深く感じさせます。

約3時間のハイキングを過ごし、アクティビティが終了。

再びヘリに乗り込んで下界へ帰還です。

氷の上から浮きあがった瞬間から、もうすでに名残惜しい…。

帰路のヘリから見える景色もまた素晴らしいです…。

本当にこれは参加して良かった‼

人生の1ページに残る、最高な思い出になりました!

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