★2015年の経験談です。参考程度にお読みください
1年間で全4回のお仕事を経験
ワーキングホリデー中に
有給・無給合わせて4件
のお仕事を経験しました。
それぞれのお仕事内容と就職活動(ジョブハンティング)の方法をまとめてみます。
経験したお仕事
●有給のシーズナルワーク
キウイフルーツの出荷を行うパックハウスで、約3ヶ月間のシーズナルワーク。
直接オフィスに出向いて、応募用紙に記入して提出する方法でお仕事を頂きました。
●無給のエクスチェンジ
バックパッカーズでのエクスチェンジ2件と、個人宅でのお手伝い1件を経験。
3件ともメールかテキストメッセージの問い合わせでお仕事を頂きました。
お仕事内容と応募方法
1.シーズナルワーク

【内容】
シーズナルワークとは「季節労働」という、果物の収穫や出荷などの季節があるものに連動して、期間限定で発生するお仕事です。
私は
約3ヶ月間、倉庫内でのキウイフルーツの選別
のお仕事をさせて頂きました。
毎年だいたい仕事のある地域と時期は決まりますが、その年の作物の成長度合いによってお仕事の時期が少しずれることもあります。
天気にも左右されるので、休みも不定期になりがち。
キウイフルーツは基本的に雨が降ったら収穫ができなかったので
- 収穫(ピッキング)の人は雨の日はお休み
- 出荷(パッキング)の人は、収穫した物が少ない初期は特に、雨の翌日がお休み
というイメージでした。
どちらも連勤が続いたり、逆に仕事が無い日が続く事もあります。
★より詳細にまとめた記事はこちら
【就活の方法】
直接オフィス(パックハウスの事務所など)へ出向き、応募用紙(アプライフォーム)をもらって記入、提出するのが最善で最短だと思いました。
宿で出会う他のワーホリメーカーや地元の方から最新の求人状況が聞ける事もあるので、積極的に会話すると良いと思います。
毎年ワーホリを採用しているような企業を探し、ホームページの「シーズナルワーク募集」から応募したり、募集関係の記載がない場合は、企業のお問い合わせフォームから問い合わせたりもしました。
ただ、ネットでの問い合わせ関係は返答が返って来ない事が大半でした。
エクスチェンジ

【内容】
エクスチェンジとは、お仕事と宿泊費の「交換」システムで行うお仕事の事です。
半日程度、清掃などの仕事を手伝うと宿代が無料になるものが多いです。
バックパッカーズでよくあるシステムで
お金のやり取りはないけれど、手伝いをする事で1泊無料にしてくれるなど
の「交換」ができるものです。
だいたいは午前中に宿の掃除などのお仕事をして、その日の宿泊費は無料になるというパターンで、現金は稼げないけど、旅費はだいぶ浮かすことができるので、エクスチェンジだけで旅をする人も多く見ました。
現金のやり取りが発生しないので、働けるビザが必要ではないと聞いたこともありますが、本来は
宿泊代から仕事で発生した賃金を引いて、差し引きゼロにしているというシステム
のようなので、働けるビザが無い場合は違法労働にあたるかも、という話を聞いたことがあります。
ワーキングホリデーで行く方は、働けるビザなのでそこに関しては問題ないはずです。
【就活の方法】
ニュージーランドの情報サイトや、日本人コミュニティなどのネットで探して連絡していました。
私の場合はメールでの連絡が主でしたが、ネットに応募情報を載せていない所もあるので、フロントなどで直接聞いてみるのもいいと思います。
主に使用していたサイト
- back packers board
こちらと、後述するBBHを良くチェックしていました。 - trade Me
物の個人売買で主に使用。
たまに応募できそうな求人もあったけど、一般向け求人がほとんど。 - nzdaisuki
日本人コミュニティならここ! - 他にもhelpxなどがあります。
- BBH
エクスチェンジは全てここで発見、応募しましたが、現在は更新されていないサイトのようです…。
WWOOF(利用はしませんでした)

【内容】
私は利用しませんでしたが、周りでは使っている人もいて、有名でした。
エクスチェンジと同じシステムで、その中でも「WWOOF」というコミュニティに属しているもの。
有料の会員登録をすると、WWOOFに登録されているホスト(仕事先)のお仕事に応募できます。
お仕事はお金のやり取りは無く、お手伝いをすると宿代が無料になり、食事も付いている所が多かった印象。
農業や家畜のお世話などのお仕事は、普通の求人サイトより多かった記憶。
WWOOFで働く人の事を「WWOOFer」(ウーファー)、WWOOFをやっている事を「WWOOFing」(ウーフィング)と表現していました。
【就活の方法】
WWOOFのサイトから登録、応募します。
自分のプロフィールも詳しく作り込むと、お仕事させてもらえる確率が上がりそうです。
お仕事探しがうまくいかなかった原因【考察】
お仕事は、なんだかんだ言ってご縁のものなのであくまでも憶測ですが、考えられる失敗理由をまとめてみました。
今後お仕事を探す方の参考になれば幸いです。
時期

募集している時期に応募する事が基本。
ネット応募できる所は片っ端からCV(履歴書)を送っていたのですが、返事が返ってくる率はとても低く、返答を下さった貴重な1件に関しては「応募はまだ早いです」とのこと。
今になってみれば「相手が募集する時期に応募したらすぐに決まったのでは?」と思うのですが、早めに仕事を決めて安心したかった私は結構焦っていた気がします。
この年は気候の関係でお仕事のスタート時期が例年より少し遅かったようなので、更に応募するのが早すぎたのかもしれません。
例年を参考に少し早めに動いた事が、逆にお断りを多く経験してしまったのかも…。
どんなに頑張って応募しても、募集していないならどうしようもない!
お断りがたくさん続くとすごくストレスになるので、募集しているタイミングはよく見計らって応募する事をおススメします!
住所

周遊しながら仕事を探していたので、最初にしばらくお世話になったオークランドのYHAに住所を置かせてもらったままでした。
どこで仕事が見つかるか分からなかったので、仕事が決まったらその地域で住む所を見つけて、そこへ住所を移そうと考えて。
ただ、採用側になって考えてみると、あまりにも遠い住所で応募されても、通えるイメージがつかない…。
あくまでも考察ですが
通えそうなエリアにエクスチェンジやWWOOFでしばらく滞在して、住所を確保してから応募
した方が良かったのかもしれません。
★一時的な住所として使用して良いかは、宿やホストと要相談です
有給のお仕事は
- 募集時期に合っていて、面接まで通るのが難しくなかったこと
- 面接時に、仕事が決まったら家を決めることが説明できたこと
- 先方が住所に関して理解があった事
など、色々と恵まれてお仕事が得られたのかもしれないと思いました。
仕事を意識した周遊計画ではなかった

これは旅全体の計画に影響するので、色々考えてやめた事なのですが
そもそも
仕事の多そうな時期とエリアを選んで渡航して、最初に働いてしまえば
そこまで職探しに困らなかったかも?と思います。
有給の仕事は特に探すのが難しかったので、最初にある程度働いて、残りの期間でエクスチェンジしながら周遊すれば節約できたとは思います。
特に、働くためには「IRD番号」という税金管理のための番号が必要で、ニュージーランドの住所がないと申請できないものでした。
★IRDの公式サイトはこちら
こういった手続きの事も考えると
こだわりがない場合は最初に働くと楽かもしれません。
周遊したいエリアと時期を優先した結果、就活は大変でしたが、なんだかんだでニュージーランドらしい、しかも有給の仕事を頂けたことには、とても感謝です!