【出てくる場所】
- クライストチャーチ
- アカロア
クライストチャーチへ向かう
タズマン地方のエクスチェンジを終えてしばらく。
クライストチャーチへ向かいます。
クライストチャーチには空港があるので、そこで車を売って帰国。
周遊の旅も本当に終わり。
なんとも名残り惜しい気持ちで向かいます。
宿は、日本人の方が運営されているKIWI houseさん。
清潔でスタッフさんもとても感じがよく、前回来た時に気に入ったので迷わずこちらにお世話になりました。
車があれば、サーフィンできるニュー・ブライトンやサムナービーチへも近く、ニュー・ブライトンの海の見える図書館は雰囲気が最高。

私と同じように長めに滞在されている方も何人かいて、日を追うごとに仲良くなっていきました。
英語で会話ができても物は売れない
車にキャンプ用品に、自身のFacebookで宣伝したり、周辺の宿にもチラシを貼らせてもらったり。
あれこれと売却活動にはげむも
なかなか買い手が見つからない…。
そんな時、Facebookに載せているキャンプ用品売り出しの英文を、英語ネイティブの方に直してもらった事がありました。
しばらく同じ宿に滞在していたので、食事などで顔を合わせたり、少し会話するようになっていた男性2人組。
彼らはクライストチャーチで家を探しているとの事で、だいたい毎日夕方に会うと「今日の成果は?」と話す感じの間柄でした。
2人組のうちの1人が「ちょっと見てあげる」と申し出てくれて、文章を修正してくれました。
全体的にバランスがよくなるよう、内容の順番を入れ替えたり、箇条書きっぽくなっていた所を文章にしてもらった所も多いのですが、中でも笑ってしまったのは
camping stuff と書いていたものを
camping equipment に直してくれた部分でした。
「キャンプ関係のもの色々」→「キャンプ用品」
にしてもらった感じでしょうか。
「stuff」とはスラングで「~のもの、~に関するもの色々」というような意味で、これだとちょっと変だったようです。
色んな方と会話する中で覚えた単語だったため
これがスラングである事すら意識せず普通に使っていました(笑)
たしかに、こういう部分がちゃんとしていると印象が違う気もする。
修正してくれた方は、普段から少しアカデミックな単語を選んでしゃべる人。
難しい単語ばかりで、よく隣の彼に通訳(笑)してもらっていたので、尚更こういう「正規ルートではない言い回し」みたいなものが気になったのでしょう…。
後から振り返ると、私と会話している時も度々不快そうな顔をしていたのは、こういう事なのかも(笑)
修正されたものが理解できるだろうかと不安でしたが、私にも分かる英文で安心しました。
身近な所で車は売れる
その数日後。
11日目にして同じ宿に泊まっている方から
「車を買いたい」
とお声が!
彼らもバックパッカーで、今後いつか車を買うつもりだったのだとか。
この先問い合わせが来るかどうかも分からないし、実際に試乗したりと、車を売るのにも時間がかかる…。
これも巡りあわせなので
ここでこの方にお売りさせて頂きました!
この時、別売りにしていたキャンプ用品もサービス。
キャンプ用品に関しては、英語の文章を直してもらったばかりなのでもう少しFacebookに載せておいても良かったですが、同じバックパッカーなら絶対に必要になるはずだし。
オークランドで出会った「おばさま」からゆずって頂いた思い出深いキャンプ用品たち。
1年後、こうしてまた次のバックパッカーの元へ渡っていきました。
後日、晴天の午前中。
車を買ってくれた彼らが旅立って行くのを見送ります。
「楽しんでねー!」
毎日一緒に過ごした車に、キャンプ用品たち。
1年間本当にありがとう。
感極まって涙が出る。

最後のクライスト・チャーチとアカロア
帰国までは残り2週間。
おみやげを選んで、荷造りをして。
合間で、前回はざっくりだったクライストチャーチ周辺の観光も、改めて楽しみます。
何ともない街中でも、そこかしこにアートや遊び心を感じる町。

地震からの復興で工事している所も多く、夕暮れの町はなんとも言えない雰囲気でした。
帰国の日は、そのままバスで空港へ向かおうと思っていたのですが、ニュージーランドでもう一度最後にサーフィンをしたいと思い、最後の3日間で車をレンタル。
2日間はニュー・ブライトンやサムナー・ビーチでサーフィン。
サーフィンと言っても波はほぼ無いに等しかったので、ボードに乗って浮いていたかんじですが、それでも海に入れるのと入れないのでは気分が全く違う。
ニュージーランドの海に、最後のごあいさつです。

アカロア
1日は、宿で仲良くなった何人かと一緒にアカロアへ。
クライストチャーチから車で1時間半。
こじんまりしたのどかな町で、ちょっと面白い場所もありました。
ダリーズワーフという桟橋で、海中へ続く階段があります。
なかなか珍しい光景。


さらに車で進んで、岬の先の方にあるアカロア・ヘッズ・ライト・ビーコン・ステーションにも行ってみました。
こちらも丘の上から海が見渡せて、景観が素敵。


都市部は便利だけど、やっぱりこの自然しかない感じがずっと広がっているのが本当に好き。
宿のみんなも遠出で楽しめたようで、最後に車を借りて良かった!
最終日は17時半のギリギリまでレンタカーを借りて、その夜の便で帰国しました。
言葉で言い表せない感謝でいっぱいですが、本当に良い1年間だった。
ニュージーランド、ありがとうございました‼
