㊳エクスチェンジ3件目。個人のお宅のお手伝い

お仕事関連まとめ

【出てくる場所】

タズマン地方の個人宅

3件目のエクスチェンジ

バックパッカーズの清掃のお仕事も2件目。

そろそろ動物と関わるお仕事もやってみたい。

午前中の清掃が終わって軽く仕事を探していると、少し離れていますがタズマン地方で気になる案件を発見。

「ヤギなどの動物がいる大きな家でお手伝い。

仕事内容は様々で、内容によっておこづかいもあります」

ヤギのお世話とかできるのかな?「場合によってはおこづかい」も気になる!

連絡すると返信はすぐ返ってきたので、1週間後にお仕事開始事で合意しました。

カイコウラで最終日のお仕事を終えたら、そのまま現地へ向かいます!

募集要項

お仕事は午前・午後関わらず「半日」で1泊無料

ヤギなどの動物がいる大きな家でお手伝い

仕事内容は様々で、内容によっておこづかい発生

部屋は敷地内の個室

タズマン地方の個人宅

雲行きが怪しい?

指定された住所に着くと、かなり広い敷地でした。

庭が草原みたいになっていて、所々に動物がいます。

建物もいくつかあって、どこをたずねればいいのかな?と思っていると、女性が出て来てくれました。

「うちに御用ですか?」

翌日からエクスチェンジの予定だと話すと、中へ通してくれました。

中へ入ると家主と思われる男性がいて

「そうだそうだ、明日からだったね!すっかり忘れてたよ、わはは!」

「あなた、また忘れてたの?」

「また」?

大丈夫か?

出迎えてくれたのは奥さんのようです。

改めて仕事内容の確認をすると、募集要項のとおりだったのですが

「家の掃除は含まれない」

という事をやたら協調されます。

色々と違和感を感じながら、住まわせて頂く部屋へ案内されます。

別の建物だったのですが、入り口を見て納得。

玄関の周りに物がたーーーくさん!!

中に入ったら、中も色んなものが所狭しと置いてありました。

与えてもらった個室はカーテンが無かったですが(笑)物がたくさん置いてあったりはせず、普通。

色々不安だけど、とりあえず様子をみよう、と翌日からお仕事開始となりました。

実際のお仕事内容

9時に玄関前に集合。

まずはゆっくりコーヒーでも飲みながら仕事のやり方について話そう、とリビングのソファへ。

あれ?お仕事は…?

基本的に毎日この方から仕事の指示を頂くシステムで、今は敷地内のお片付けが多いそう。

ざっくり仕事開始の時間や内容の話をし、更に今までも色んなバックパッカーの人達を受け入れてきた事など、オーナーのお話で2時間くらい経過(笑)

この日はお話のあと、1時間くらい玄関周りを整理整頓して終了。

こんなんで1泊無料でいいのかな?

あとから「仕事してないから」って請求されたりしないよね?(笑)

翌日以降も敷地内での片づけが多かったですが

  • 別荘へ移動して庭の草むしり
  • 機械に乗って庭の芝刈り
  • 大量のシーツ干し

などの、お仕事らしいお仕事も。

今日は壁の塗装をしたいけど、道具が無いから休みでいいよ、などゆるい面もありました。

家族の集まりの夕食に呼んで頂いたりして、仕事がたくさんあってどんどん手伝ってほしい、というよりは

「たまに片付けでもしながら一緒に過ごそう」

みたいな感じでした。

鶏のヒナがかえる瞬間に立ち会う

広大な敷地内にはヤギなどの動物がいて、その一角に鶏小屋もありました。

その鶏の卵が、そろそろかえるかもしれないというのです。

家の裏に孵卵器があって、すでにそちらで温めていた物がかえるのだとか。

孵卵器には
中から出ようとして小さな穴があいた卵が!


奥にもずらっと孵化待ちの卵が見えました。

孵化したヒヨコがいる箱には、すぐそばに

まさに今、殻を割ろうとしている兄弟もいました。

数時間後にはたくさんのヒヨコが卵から出て来てにぎやかに。

ヒヨコの孵化という、貴重な場面に出会えたのはよい思い出。

エクスチェンジと言っても内容は様々

グレイマウスとカイコウラのような、仕事っぽい内容ではなく、家事手伝いに近いお仕事。

結局、敷地の動物を世話するお仕事ではありませんでした(笑)

オーナー家族と一緒に過ごす時間も多く、アットホームのような環境が好きな方には良いのかもしれません。

個人的には、オンとオフは分けたかった事や、残念ながら衛生観念が合わなかった事もあり、10日間ほどで終了。

最初に「家の掃除は仕事としてカウントしない」と強調していたけど、これも納得。

おそらくほとんどのワーカーが

耐え切れずに、結果大掃除してしまうから(笑)

最初の受け入れの感じから違和感はありましたが、仕事というよりはフワ~っと

「お手伝い欲しいな~」な感じで募集していたのかもしれません(笑)

オーナーも基本的にはいつも機嫌は良いけど、ゆるい人だったしなぁ…。

最後には「息子の所に嫁に来て欲しいなぁ~」みたいな事も言われ始め、このまま資金が尽きると本当にここから出られなくなってしまうので「旅を続けたいから」と言って出てきました。

むしろ、そっちが目的だったのかな?

でも息子さん、彼女さんをよく家に連れて来てましたよね(笑)

色々と特殊な事があった個人宅でのエクスチェンジ。

しばらくのんびり定住したいな~、みたいな人には良い案件だったのかも!

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